突然の交通事故!被害届のおかげで解決できました

私が高校生の頃の話です。いつものように通学路を自転車で走っていたところ、後ろから来た車に追突されました。体に痛みを感じたため相手に伝えたところ、急に自宅へ送っていくと言われました。自宅は目と鼻の先だったので送ってもらったところ、相手は警察も救急車も呼ばずに帰ってしまいました。

突然降ってわいた交通事故でしたが、当事者となって体験したこと感じたことを記したいと思います。

いつもの朝が一転

自転車でも片道1時間かかる通学路は、歩道がある場所と無い場所がありました。歩道がある場所はもちろん歩道を通るのですが、無い場所は極力邪魔にならないよう、車道と白線のギリギリのラインを通っていました。交通事故が起きたのは車と自転車の間に遮るものがない、歩道の無い場所だったのです。

まっすぐと前を見て走っていたところ、突然後ろからドンと衝撃を受け自転車ごと道路に倒れました。

体に感じた異変

最初は何が起きたのか理解できず、自転車も相手が起こしてくれました。

そうして時間が経ってくると交通事故が起きて自分が当事者になったことが理解できたのです。自転車を見ると後輪がぐにゃぐにゃに曲がっていました。すごい事故だったんだなと思うと同時に、背中や腰が痛いと意識し始めました。

驚いた相手の行動

相手もどこか痛みは無いかと聞いてきたので、背中と腰が痛いと伝えました。すると何を思ったのか急に自宅へ送ると言われました。こういう時は警察や救急車を呼ぶのではないかと思ったのですが、数分の距離に自宅があったことから、そのまま送ってもらうことになりました。

そのまま自宅へ直行

壊れた自転車を車に乗せ自宅まで送ってもらうと、家には母親がいました。出て行くのを見送ったのに帰って来た姿を見て驚いた様子でしたが、交通事故と聞いて顔色は一変していました。そうして交通事故に合うまでの経緯を伝えたのです。

親に交通事故の詳細を伝える

母親には交通事故に合った時間と場所、状況と被害を伝えました。その日は小雨が降っていましたが、合羽を着用していた私は傘をさしていません。そうした事実も踏まえて、自分が感じた視界状況やいつもと違う点なども交えて詳細な情報を伝えました。

親と相手が話し合い

当時の様子を相手と私から一通り聞くと、母親と相手の話し合いが始まりました。どうして事故が起きたのか、どちらに落ち度があったのか、事故直後の行動は正しいのかなど、突き詰めて話し合っていたのを覚えています。

痛みは少し経ってから出てきた

交通事故の状況を尋ねられても、後ろからぶつかってきたので私には全く分かりませんでした。しかも体の痛みは少し経ってから出てきたので怪我がどの程度なのか分からなかったのです。自宅に戻ってから再び体の状態を尋ねられた時、ようやくどこが痛いのかハッキリとしてきました。

相手がいなくなった

背中と腰に強い痛みがあり、腕と足には擦り傷と切り傷がありました。その事実を伝えたところ治療費は出すと言われました。警察に行きましょうと母親は言いましたが、相手は大事な会議があって急いでいると取次ぎません。

そして、治療費を支払う一点張り、更に示談を進めてきたのです。その発言に驚いた母親は相手を一喝し、警察へ一緒に行くよう伝えました。そうして準備のために一度家の中に入り再び外に出た時には車ごと消えていました。

警察への被害届を検討

目の前から消えてしまったことで名前や住所、電話番号などが分からず相手の情報がゼロになってしまった時は焦りました。その日は学校どころではなく、病院へ行って治療を受けて帰ってきました。そしてその夜、被害届を出す必要があるのではないかと家族で話し合いました。

怪我の状態や事故の状況から泣き寝入りをしたくなかったからです。

ついに被害届を出す

怪我は全治2週間と診断され、特に背中と腰の打撲がひどく加療が必要だったので通院もしました。交通事故に合った場所が通学路だったこともあり、話し合いの結果、被害届を出すという結論に達し翌日警察へ行きました。

交通事故の悲惨さとその家族

警察が事故現場を調査する

警察では交通事故に合った状況や怪我の状態などを細かく聞かれました。事故から2日が経過していたので覚えている範囲でしたが、母親にも詳細を伝えていたので何とか伝えられて良かったです。その後は事故現場を調査するため、現場にも出向きました。

目撃者情報を集める

朝の通学・通勤ラッシュの時間帯とあって目撃者探しは容易であると思われていました。

でも、実際の事故現場は目撃者がほとんどいなくて、防犯カメラも設置されていなかったため、事故当日の情報集めは難航したそうです。

ドライブレコーダーを回収

目撃者もなく、防犯カメラのデータも手に入らないという状況なので、このまま進展なく終わるのかと思われていた矢先、驚きのニュースが飛び込んできました。何と事故当日、同じ時間帯に同じ場所を車で通った人が見つかったのです。

しかもその車にはドライブレコーダーが付いていたため詳しい状況を知ることができました。

証拠を押さえた

ドライブレコーダーを見ると、私が後ろから追突されている様子が鮮明に映し出されていました。突入角度や車両の動向もハッキリと映っていたので、動かぬ証拠として認められました。ドライブレコーダーには車のナンバーも映っていたので、その情報をもとに相手を突き止めることができました。

被害者である私の発言だけでは弱かったと思いますが、強くて効力のある証拠が出てきたときは嬉しかったです。

当事者になって感じたこと

交通事故の当事者になることはある日突然にやってきます。予期せずしてやって来るので慌てず冷静に対処することが大事です。高校生だった私は相手の思うままになっていたと思います。すぐに警察を呼んでいれば問題はスムーズに解決したのでしょうが、その頃の私は対処の仕方が分からず、どこかで大人である相手がやってくれるだろうと思っていたのかもしれません。

事故が起きたら警察、怪我をしていたら救急車と、当たり前の行動が思いつかなかったのは私にも不備があります。けれども、まさか交通事故を無かったことにされ、相手に逃げられるとは思ってもみませんでした。今回はたまたまドライブレコーダーにデータが残っていたから助かりましたが、目撃者も見つからずデータも回収されなかったら私は今も苦しんでいたかもしれません。

警察に被害届を出す際も、事故から2日後は遅すぎるなど色々と言われましたが、全てのことがあまりにも予想外でした。この経験を通して普段の生活から様々な出来事をシミュレーションする大切さを学びました。